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工芸のみち|ワーキングメンバーから
「工芸のみち」ワーキングメンバーの視点や構想をご紹介します。

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工芸と自然・・・越の「とっておき」
キーワード:工(伝統、工芸、器、道具)、自然(景観、水、美しい場所、山村)


一般の観光ガイドのような範囲が大きくて満載型の情報ではなく、個人的な焦点を絞った情報を公開します。
工芸に関しては専門家を対象とした工芸街道を公開し、訪れた人には感想・情報を提供してもらい双方向でお互いに反映させます。
景観を楽しむ面ではカメラマン向けに、地元の撮影場所(冬の日本海、白山、兼六園の雪吊りなど)情報を発信し、逆に、カメラマン達の撮影した写真をネット状に公開するなど、双方向のやり取りができる仕組みにします。もちろん、タイムリーな観光・地域の情報公開も必要不可欠。
今、旅や観光については、平均寿命が80歳ぐらいで年間休日が約120日のかなり余暇が大きい中で、いろんな人が学習・趣味・生きがいを持ったり、そういう事を深める旅が求められるだろう、ということで、アマチュアもプロも含めて少し限定したプランを考えよう、ということになりました。

工芸では、カルチャースクールとか趣味の工芸家、コレクターなど、そういう一般大衆、団体バス的なものよりも、趣味を持っている人に限り情報を出したらどうだ…ということです。
このような情報は、各工芸産地で、本当に作っている現場が見られるような所は何処か?面白い職人はどんな人がいるか?語り部は誰なのか?とか。本当にいいものを買うには、何処へ行ったらいいのかなど、きちっとした体験ができる所・産地も含めて出そうと。
それで、行きやすいようにするため、工芸街道をつくってみました。
武生の方から入り、越前漆器・山中・九谷・金沢と通り輪島までのルート、あるいは金沢から井波・高岡へ出るルートなどから、「工芸街道」と「自然」を作ってみました。

専門家やアマチュアにとって、本当に楽しいコースなのかを検証することも大切です。
それから自然という部分では、景観とか、水とか美しい場所を探そう…としているのですが、テーマを絞るため、プロ、アマのカメラマンにとってのおすすめのシーンを紹介していこうと思います。夕陽なら夕陽。荒れた海を体験しながら写真を撮って行くとか。あるいは波の華とかそういうものを含め。また、白峰村の雪だるまウィーク、兼六園の雪吊りなど。これらは写真の大きなネタで、白山の雪景色は何処から撮ったらいいかとかも含め、カメラマン対象のマップづくりです。これが、他の人も行きたがるシーンになると。
雪街道とか、水街道とか、あるいは座禅街道とか色々つくったのですが、いずれにしろ工芸も自然も、趣味の道としてトータル的に考えた情報を出そうということです。

自然情報は難しいのですが、ナビゲーションシステムや携帯に載せたりすることで、「今日は夕陽が見えます」「鴨池のところに何羽きています」…という情報が載せられるいいと思うのですが。カメラマンなどは、その瞬間を見つける事が出来ると関心を持つはず。

このように福井・石川の工芸、自然、景観に関して、最新で新鮮な情報を、ある程度、対象を絞った形で、道路情報と同じように出していこうというものです。その事が“越の文化観光”の情報としてより面白くなるのでは、といことが我々グループの結論です。
その他いっぱいアイディアがあるのですが、大事な部分はそこだと思います。



■ワーキング・メンバー
水野一郎:金沢工業大学建築学科・居住環境学科教授
高木紀榮:福井アーバンデザイン研究会会長(サンワコン)
玉森慶三:都市環境デザイン会議(ライトスタッフ)
寺内義典:地域環境研究所研究員